私たちの学び

私たちが学んでいること

中医学では、内臓を肝・心(しん)・脾・肺・腎という5つのグループに分け五臓と呼びます。
現代医学の内臓と同じ名前ですが、解剖的な意味合いだけでなく、人体の働きや機能を5つに分類したものです。
この五臓に「木・火・土・金・水」という五つの元素の性質を当てはめ、「臓器や組織、器官はそれぞれ独立した存在ではなく、お互いに連絡を取り合い相互に関係し影響を与えるもの」「人の生存、成長、行動、疾病等のあらゆる現象は自然環境の影響を受けている」と考え、その考えをもとに「弁証(中医学的疾病の情報を収集、統合、分析すること)論治(弁証の基礎の上に治療方針を定めること)」を行い処方を決定する診断法を用います。
私たちは常に中医学の基礎となる弁証論治や、処方のための中薬学を学んでいます。

日本中医薬研究会が学んでいること

学術カリキュラムと
学術シンポジウム

中医学を学ぶ事は容易ではありません。
中医学も西洋医学と同様に常に進歩し続けているものだからです。
そのために中医学に関わるものは日々知識を吸収・学習し、中医薬を欲する皆様に的確なアドバイスをする事が求められます。

最適なお薬をご提案出来る様、日本中医薬研究会では会員各自のレベルに合わせて中医学を学び、じっくりと中医学の基礎から理解を深められる学術講座を設けています。
2年1クールの初級・中級の各講座は東京と大阪で開講するほか、通う事が困難な会員に対し10カ月の通信講座も用意しております。

また、毎年中国より著名な中医師、中医薬学者らを招いて講演いただいていている学術シンポジウムを会員限定でライブ配信する事で、多数の会員が場所を関係せずリアルタイムで受講が出来るシステムも配備し、全会員が平等に学術を学べる環境を常に提供しております。

学術シンポジウムの歴史

  • 第1回

    1988年

    テーマ:補血

    日中補血シンポジウム

    主な中成薬:婦宝当帰膠
    講師:曾凡波先生・濮徳敏先生
    開催地:東京・大阪
    参加人数:131名(東京77名・大阪54名)

  • 第2回

    1999年

    テーマ:瘀血

    日中瘀血シンポジウム・冠元顆粒症例発表大会

    主な中成薬:冠元顆粒
    講師:李連達先生・李廷謙先生・郭維琴先生
    開催地:東京・大阪
    参加人数:162名(東京83名・大阪79名)

  • 第3回

    2000年

    テーマ:瘀血の科学

    日中瘀血シンポジウム

    主な中成薬:冠元顆粒
    講師:劉育英先生・鄭筱祥先生・中瀬祥緒先生
    開催地:東京
    参加人数:101名

  • 第4回

    2001年

    テーマ:補腎の科学・補腎と活血

    症例発表大会

    主な中成薬:冠元顆粒
    講師:高明先生・呉志奎先生
    開催地:東京・大阪
    参加人数:173名(東京90名・大阪83名)

  • 第5回

    2002年

    テーマ:衛気の本質・免疫と中医学

    主な中成薬:衛益顆粒
    講師:区永欣先生・区永欣先生
    開催地:東京・大阪
    参加人数:161名(東京1180名・大阪43名)

  • 第6回

    2003年

    テーマ:免疫・ガンと免疫

    主な中成薬:涼血清営顆粒・星火霊芝宝
    講師:路京華先生・楊達先生・仲田義啓先生・秀和泉先生
    開催地:東京
    参加人数:238名

  • 第7回

    2004年

    テーマ:瘀血

    冠元顆粒シンポジウム

    主な中成薬:冠元顆粒
    講師:久光正先生・小島晃先生・張立也先生
    開催地:東京
    参加人数:120名

  • 第8回

    2005年

    テーマ:生活習慣病と瘀血

    次世代フォーラム第4部・症例発表大会

    主な中成薬:冠元顆粒
    講師:路京華先生・楊達先生・仲田義啓先生・秀和泉先生
    開催地:東京
    参加人数:142名

  • 第9回

    2006年

    テーマ:瘀血と微小循環

    主な中成薬:冠元顆粒
    講師:藤原道弘先生・横澤隆子先生
    開催地:東京
    参加人数:118名

  • 第10回

    2007年

    テーマ:中医男科

    主な中成薬:参馬補腎丸
    講師:曹開鏞先生
    開催地:東京・岡山
    参加人数:188名(東京134名・岡山54名)

  • 第11回

    2008年

    テーマ:腎の本質

    主な中成薬:海精宝
    講師:呉志奎先生・劉桂平先生
    開催地:東京
    参加人数:143名

  • 第12回

    2009年

    テーマ:デイスカバー冠元顆粒

    主な中成薬:冠元顆粒
    講師:藤原道弘先生・伊藤晶史先生
    開催地:東京・神戸
    参加人数:188名(東京93名・神戸111名)

  • 第13回

    2010年

    テーマ:ドライシンドローム

    主な中成薬:麦味参顆粒・百潤露
    講師:楊達先生・路京華先生・緋田哲冶先生
    開催地:東京・IP受講
    参加人数:276名(東京163名・IP受講113名)

  • 第14回

    2011年

    テーマ:補腎と活血

    主な中成薬:冠元顆粒・参茸補血丸
    講師:鄭洪新先生・劉怜先生
    開催地:大阪・IP受講
    参加人数:201名(大阪137名・IP受講64名)

  • 第15回

    2012年

    テーマ:イスクラ婦宝当帰膠の魅力と底力

    主な中成薬:冠元顆粒
    講師:叢法滋先生・横澤隆子先生
    開催地:東京・IP受講
    参加人数:191名(東京101名・IP受講90名)

  • 第16回

    2013年

    テーマ:イスクラ婦宝当帰膠の魅力と底力

    女性は血をもって本と為す

    主な中成薬:イスクラ婦宝当帰膠
    講師:曾凡波先生・荒木康子先生
    開催地:東京・IP受講
    参加人数:266名(東京156名・IP受講110名)

  • 第17回

    2014年

    テーマ:活血と通絡

    未病は気血のネットワークから

    主な中成薬:冠元顆粒
    講師:史載祥先生
    開催地:東京・IP受講
    参加人数:260名(東京138名・IP受講122名)

  • 第18回

    2015年

    テーマ:神と心

    もの忘れ・認知症の弁証論治

    主な中成薬:心脾顆粒
    講師:鄭洪新先生
    開催地:東京・IP受講
    参加人数:237名(東京132名・IP受講105名)

  • 第19回

    2016年

    テーマ:心と血脈

    冠心病の舌診と臨床

    主な中成薬:冠元顆粒
    講師:郭維琴先生・高橋楊子(楊敏)先生
    開催地:東京・IP受講
    参加人数:340名(東京161名・IP受講179名)

  • 第20回

    2017年

    テーマ:脾と免疫

    店頭における補気・健脾剤の応用

    主な中成薬:健脾散エキス顆粒
    講師:劉瀋林先生
    開催地:東京・IP受講
    参加人数:278名(東京154名・IP受講124名)

  • 第21回

    2018年

    テーマ:活血養血の架橋

    婦宝当帰膠とともに生きる

    主な中成薬:婦宝当帰膠
    講師:孫振高先生
    開催地:東京・IP受講
    参加人数:287名(東京184名・IP受講103名)

  • 2019年
    中医薬
    サミット

    アジア太平洋地域中医薬サミット

    主催:日本中医薬研究会・世界中医薬学会連合会

    参加人数:約700名