
豚肉は腎や消化機能を補い、カラダに必要な潤いやパワーをつけるので、疲労回復やから咳、皮膚の乾燥の対策におすすめです。ねぎは肺の機能を高め、鼻水や鼻づまり、ぞくぞくと寒気のするかぜの予防によく、カラダを温める効果もあります。

秋は肺の働きが活発になる季節ですが、同時に空気の乾燥などで肺や気管支を傷つけやすく、空咳や声がれ、のどの痛みが出やすくなります。こんなときにおすすめなのが秋に旬を迎える梨やいちじく、柿です。これらのフルーツは肺を潤す作用があるので、症状が気になる場合は積極的に食べてみてください。

にんじんは体内でビタミンAに変わるβ-カロテンが豊富に含まれています。皮に栄養が多いので皮付きのまま調理をするのがベスト。パセリはβ-カロテン、ビタミンC、Eが豊富です。ツナの原料のマグロは血や元気を補充し、貧血や疲れに効果的です。

トマトはこもった熱を冷ましたり、口の渇きをいやしたりする働きがあり、消化促進にもおすすめです。ブロッコリーを加えれば腎の強化に、黒きくらげなら血を補う働きがアップします。

旬の野菜は栄養価が高いだけでなく、その時期に起こりやすいトラブルを解消してくれるものが多くあります。たとえば夏野菜のナス、トマト、キュウリ、ゴーヤ、ズッキーニなどは夏の暑さで体内にこもった熱を冷まし、ほてりを鎮めてくれます。

利尿作用のあるわかめや昆布などの海藻類や、発散して汗を出させる生姜やねぎ。これだけでもよいのですが、脾の機能を整える長芋も加え、火を使わずにできる和えものにしました。

じゃがいもは胃腸の働きを整え、エネルギーを補うので、胃腸の機能が弱まっている人や、疲れやすいタイプにおススメです。パプリカはピーマンと似た働きがあり、滞った気の流れを良くし、イライラの緩和に用いることができます。黒酢は血流改善に、山椒は気の滞りや胸のつかえをとる作用があります。

のぼせやイライラなど熱っぽい症状にオススメなのが、セロリやセリなどの香味野菜。こもった熱を冷まし、肝の働きを正常にしてくれます。牛肉は胃腸の機能を高め、元気や血液を補うので、季節の変わり目で体調を崩しやすい方や、春先のだるさにぴったりです。

鰹は元気を補い、体力をアップする作用があります。菜の花は春が旬の野菜で、気のパワーを補充できるほか、解毒や血行を促進する働きを持ち、新陳代謝を高めるのにも役立ちます。

鯖は温性で、元気や血液を補い、血液の流れを良くする効果があります。同じように血流を良くする玉ねぎや味噌、寒い季節に起こりやすいかぜ対策として、発汗力のある生姜やねぎを合わせました。

牛肉は元気をつけ、カラダに必要な血を補い、足腰を丈夫にする働きがあるので、体力低下や足腰の衰えに効果的です。ネギは寒さによる邪気を追い払ってカゼ予防に、にんにくはお腹を温め、健胃作用があります。

鶏肉や椎茸は元気をつけ、鶏卵は血液や体に必要な潤いを補います。ねぎや生姜は発汗作用があり、かぜの邪気を追い払います。また、陳皮は膨満感や消化不良によく、痰を取る作用があります。