鰹は元気を補い、体力をアップする作用があります。菜の花は春が旬の野菜で、気のパワーを補充できるほか、解毒や血行を促進する働きを持ち、新陳代謝を高めるのにも役立ちます。
鯖は温性で、元気や血液を補い、血液の流れを良くする効果があります。同じように血流を良くする玉ねぎや味噌、寒い季節に起こりやすいかぜ対策として、発汗力のある生姜やねぎを合わせました。
牛肉は元気をつけ、カラダに必要な血を補い、足腰を丈夫にする働きがあるので、体力低下や足腰の衰えに効果的です。ネギは寒さによる邪気を追い払ってカゼ予防に、にんにくはお腹を温め、健胃作用があります。
鶏肉や椎茸は元気をつけ、鶏卵は血液や体に必要な潤いを補います。ねぎや生姜は発汗作用があり、かぜの邪気を追い払います。また、陳皮は膨満感や消化不良によく、痰を取る作用があります。
白菜は余分な熱を冷まし、消化機能を整えるので、食べすぎなどで胃に熱がこもっているときや、胃痛に効果があります。口の渇きを癒す働きもあり、尿の出が悪いなどの排尿困難にもおすすめです。
牛肉、にんじん、じゃがいもはどれも胃腸の機能を整える作用があります。さらに牛肉は体力や血を、にんじんは血や体に必要な潤いを、じゃがいもはエネルギーを補うので、消化不良や体力低下の改善にも役立ちます。
マグロは元気や血液を補い、トラウトサーモンは胃の働きを整えてお腹の冷えや食欲不振によく、どちらも身体を温めます。玉ねぎはエネルギー代謝や血液を活性化し、胃の不快感にも効果的です。
タコは薬膳的には元気や血液を補い、筋や骨を強化する働きのほか、肌荒れや傷あとの再生を促す「生肌」という作用があり、美肌にも効果的です。
アボカドは胃腸の働きを整え、気力をアップするので食欲不振やだるさにもオススメです。また、豆腐やトマトは身体にこもった熱を冷まし、汗で失われた水分を補います。
鯛は胃腸の機能を整え、余分な水分を生み出しにくくすると同時に、利尿効果も期待できます。わかめは水分代謝を高め、痰を取る働きがありますが、カラダを冷やすので温性の生姜やしそを加えました。
あさりは身体にこもった熱を冷ます寒性で、余分な熱を取り除き、精神安定によく、血を補う作用があります。また、三つ葉は穏やかな性質の平性で、滞った気の流れを整え、ストレスを緩和させる効果があります。
鶏肉、鶏卵、米は、元気をつけて疲労回復に役立ちます。バジルは玉ねぎとともに気や血の流れを良くし、ピーマンは気の滞りを解消します。ストレスや運動不足で気血の流れが悪くなっているタイプの体力アップにぴったりの料理です。
柚子は、皮は温性で気のめぐりを良くして消化促進に優れ、実は涼性で吐き気や二日酔いに効果があります。今回はまず柚子茶を作り、焼酎とお湯を合わせてホットカクテルにしてみました。